今度の仕事は何とか23日中に終えることができ、ほっとしたのもつかの間、まるで待っていたかのように伯父の訃報が飛び込んできて、お別れに行って来たりいろいろで、ぼーっとしています。


 父の一番上の姉の夫なのでもう高齢で、そんなに湿っぽい葬儀ではなかったのですが、突然だったもので皆がうまく状況を飲み込めない、という風でした。
 根っからの大阪人で、絶妙の飄々とした話の「間」がおもしろく、小さな頃から大好きなおっちゃんでした。どちらかというと「ボケ」キャラで、伯父がボケてることにこっちは気づかず、子どもなりにムキになってツッコむのを、ほくほく笑って聞いている、そんな伯父でした。もちろん、最後にキレイに自分でツッこんでみんなが大笑い、ってとこまで面倒をみます(笑)。根気よく、人との「会話」を大事に、それを楽しむ心の余裕のある人でした。
 あっけないその最後は、「あほらしゅうて、子どもや孫に面倒かけてられまっかいな♪」という、伯父らしい心意気かもしれません。でも、子どもにしてみたら、ちょっとくらい面倒見させてくれたら良かったのに…ってところもありますよね、もちろん難しいことはいろいろあるけど、それはわかってるけど…。一人娘だった従姉*1の、穏やかなのに寂しげで憔悴した様子に、いろいろ胸に迫るものが有りました。


 あまりにも「間」のいい最後でした。おっちゃんの最後のおおボケ、みんなで一杯つっこませてもらいましたよ、泣き笑いしながら。おっちゃんの、おかしそうな笑い顔が見える…。
 くやしいなあ、もう。
 
 

*1:去年、一緒に「最悪な人生の〜」を観に行った従姉です。憶えておられる方もあるかも?笑