『噂の男』9/9マチネ

 マチネで行って参りました。2度目の参戦です。


 今回の席は15列目。思いっきり急角度だし大阪初日の最前列には比べるべくも無いですが、通路側だったので視界は開けており、ストレス無く見られました。

 マチネでしたが、客席のノリは大変良く、笑いが炸裂してます。メタルマクベスの時に、東京からの遠征組の方々を驚かせた、手を叩きながら笑い転げる大阪スタイル強烈反応で、内容の気味悪さはまあ、「置いといて〜」な積極的笑いが渦巻いてました。
 こういうのは助かりますね(笑)。何カ所か思わず小さくため息ついちゃう場面は依然としてあったものの、内心、2度目の観戦さてどうなるか?と不安が無いではなかった私も、相当軽快に笑っちゃってました。
 だって、あのクライマックスの、全員が舞台上に勢揃いしての行き詰まる場面、シーンと静まり返りつつも笑いどころは大爆笑で敏感に反応で、いやはやすごいわ…(苦笑)。一緒になって笑いつつ、大阪の「笑たんで〜!」根性に妙に感心しちゃった私です。


 カーテンコールでは、二度までもじゅんさんが挨拶してくださいました(嬉)。
 最初は、2度目のカテコ。中央に立ったじゅんさんが一歩前に進み出ると、万雷の拍手が指揮者でもいるかのようにピタリッと鳴り止みます。その息の合い具合に、舞台上の皆さんも思わずクスッ(笑)。ここでは「どうもありがとうございました」という簡単なご挨拶です。
 皆さん、やはり一人ずつネタを披露しながら掃けて行かれます。他の人たちがほぼ初日と同じネタだったのですが、三つ指ついてたはずのじゅんさん、なんと、直前のさとしさんがネタ始めたとたんに胴体にタックル☆そのまま、あの巨体のさとしさんを持ち上げて(驚)、肩に担いで掃けて行ってしまわれましたよ〜。何という怪力…(苦笑)。

 3度目のカテコ、客席の大音量の手拍子に答え、八嶋さんを先頭にまた皆さん駆け足で登場。八嶋さんも、手拍子しながら出て来てますよ(笑)。全員揃った所で、八嶋さんが両手を上げて、いつもさんまさんやタモリさんがやってるみたいな、「オ〜〜〜…チャッチャッチャッ☆」って煽り(わかるかしら、何か名前有るのかな?あれ)。ここでも、客席全員が練習もしてないのに、リズムもぴったり、寸分の狂いも無く「チャッチャッチャ!」。直前まであんな行き詰まる演技が天辺を上り詰めてたというのに、この明るさ、いやあ、これは八嶋さんのキャラが大きいなあ。
 その後、山内さんが、「お前らなあ、今日は夜もあんねんど!!」と客席にすごみますが、もちろん客席は笑ってごまかします(笑)。
 そこで、他の人たちから促され、またじゅんさんが前に進みでます。ここでは、「大阪公演も3日目を無事迎えることができました。今日の夜、明日の4日目と(ここで、客席からクスクス笑い)、残る舞台を精一杯努めて行きますので、また劇場でお会い出来れば幸いです☆」のような感じ(うろ覚え)だったかな。
 
 相変わらず、じゅんさんの芝居、体全体、声のすべてを使って舞台の空気を支配する、その迫力にはただただ茫然です。すごいよ、ほんまに…。


 二回目で、舞台上のたくらみのあれやこれやが、すこーしずつ見えて来た気がする。アドリブらしきものがどこかっていうのも少し…♪
 自信がついたので(笑)、次の大阪千秋楽、がっつり楽しんできます!

 少しまとまった観劇記は、その後に折りをみて。