『メタルマクベス』でのミライさんについて

メタマクが始まってから、各所でいろんな反響がすごくて、その中でも、初めて未來さんの舞台を見た方々の絶賛の声がとても嬉しい毎日です。
この人が舞台にひとたび出ると、一気に衆目を奪ってしまうこと、新感線ファンの方やら内野さんファンの方々のレポやブログでも、すでに溢れるほどいっぱい書かれてて、ありがたいなあ、なんて思っちゃう。
曰く、

「森山くん、これほどまでの舞台人だとは思わなかった。」/「まったくノーマークだったけれど、この舞台では未來くんを発見した事が最の収穫だ。」/「ダンスも歌も凄い。凄すぎる。」/「ダンスが素晴らしい。パンフレット見たらダンサーらしい。さすがだ!」/「こんなに森山未來が歌えるとは思わなかった。」etc.……
(以上原文通りではありません。こんな感じのイーッパイ有るのをかいつまんで。)


これまで、ドラマやCMでの彼の姿しか知らない人たちにとっては、本当に衝撃だったんだろうなあって思う。ついついほくほくと頬が緩んで、そうなのよ、すごいのよ!って、おいおい、あんたは身内かい♪と自分で突っ込むほど胸を張っちゃうのですが、……でもふと思うのです。


そうかあ、みんなそんなに知らなかったんだぁ…って……(苦笑)。


メタマクでの未來さんのダンス、もちろんすんごく切れがよくって安心して見ていられる、とってもかっこいいものですよ。間違いない!
…でもね、ダンスライブの『Wonderland』『Over the Rainbow』を見てきた身としては、これが、「森山未來が踊る」という極限にはまだまだ遠いぞってことも、よーくわかる訳です。だってさ、もーっとすごいダンサーなんだよ☆なんて思っちゃう。
そうなんです。この羽でできたかのような真っ白の青年は、ひらりとトウシューズで踊っちゃうし、関節が常人の10倍ありますか?ってリズム感でヒップホップをセクシーに踊るし、モダンもジャズも、中性的で軽やかで優雅で切なくって……。もう、とんでもない奥行きのあるダンスを踊り続けて、客席もろとも真っ白の世界に同化させちゃうんですよ。


そんで歌も。
『Bat Boy』のエドガーといったら…。ああ、形容不能です。喜悦に震えるように、叫ぶように、かみ殺すように、威嚇するかのように、哀願するように、絶望と怒りに蒸発しそうに、もうもう感情と歌声が一体となった、吐息のような鼓動のような歌声で舞台を支配してしまう…。


そんな未來さん、まだまだ知られてなかったんだなって思うと、うん、皆さんの賞賛がワクワク嬉しいのと同じくらいにね、なんていうんだろ、エドガーが1月の終わりに光の中に消えた事、白い人が桜が咲く前に珊瑚のかけらになったことを思って、なんか不思議な気持ちになるんです…。へんなの(苦笑)。
いやいや、彼が活躍する舞台はこれからドンドン有るんだから、覚悟しててね☆ってとこでしょうか♪


ともかく、このメタルマクベスの舞台はすごい。
新感線という、エンターテインメントのノウハウをきっちり確立したプロ集団の客演として、そうそうたるメンバーの中に、弱冠プラス1歳、そう、21歳の未來さんがいることの凄さ、そしてその彼が、人々を想像以上の感動に巻き込んで、それでも、本当にいつも通りの手加減無さで、全力で楽しそうにはち切れそうに突っ走っているのを思うと、まぶしくってまぶしくって、本当にドキドキが止まりません。
また、新感線の舞台に出てほしいなあ。うん、すごく合ってると思うの…。願わくば、次はじゅんさんともっと絡んでほしい、なんちゃって(!)。


明後日、金曜日に参戦します!
ジュニア、きよし!万全の態勢で待ってろよ!(あれ?:笑)