新感線RS☆メタルマクベス@松本レポ(下)第一幕第六場〜ラスト【未定稿】*1
なんだか、書き始めて何をやってんだか…って気になってきました。
松本レポのつもりだったんだけれど、ちょっと性格変わってきてしまった(苦笑)。私の記憶が抜けている所(そっちの方が多い)の確認作業というかなんというか…。青山では短く絞り込んでくるというお話*1、やっぱり松本の記録も必要だなあと思いはしたんだけれど。
でも、公開するのも真剣にはばかれる不完全さです。書いちゃったので覚え書きとしてupしますけど、なんちゅうか、東京の青山で補充訂正をしていく叩き台って感じです。未定稿で不完全なデタラメを大量に含んでますので、どうかどうか真に受けないでくださいませね(汗)。
以下、またまたネタバレ大有り。あ、結末部分はさすがに書いておりません。原作通りの事は書きましたけど、うん、肝心の所が原作と大きく変わってるから、そこはちょっと我慢。
もちろん畳みますね!
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前稿(「松本レポ(上)第一幕第一場〜第五場」)の続きです。
原作の第一幕第六場,マクベス居城門前での,ダンカン王,マルカム王子ら臣下たちの会話となっています。宴に招待された彼らがマクベス夫人に城内に招き入れられる場面です。これは,確かこの舞台では無かったと思うわけです。
とすると,ちょうどこの場所が,きよしくん登場シーン,メタル演歌「七光り三度笠」披露パーティーに該当するんじゃないかと(笑)。しかし、そうだとすると門前にとんだご一行様です。かわいすぎです。ということで、勝手にそうと決めつけて行っちゃいます。
第一幕第六場「城の前」
- 1980年代日本。はやくもうろ覚えですが、ヘビメタバンド「メタルマクベス」の追っかけさんたちの登場で幕が開けたような。そこへバンドメンバー登場。マクベス内野はファンサービスがお嫌い。マクダフ北村はむっちゃ軽い男ノリノリでファンサービス。バンクォー橋本のズボンが…(笑)。
- 「mini mouse」のトレーナー(笑)。もちろん、三人の魔女のあのネタがらみです。あの頃ねえ、毎日テレビで見たよ、miki house(苦笑)。でももちろん「MM」ってなってる所が細かい、すごい凝ってる。
- ローズ登場!かっこいいなあ。頭頂部を結わえてるのがなんかかわいい。マクベスがめろめろになってるのもかわいい。
- でもでも、次の瞬間、もう何もかもぶっ飛んじゃいます☆だってさあ、もう、あのとんでもないリンゴのほっぺ、いや、モモのほっぺの、きのこで、パープルで、フリフリブラウスで、背中に七光りを背負った「元きよし」くんが登場しちゃうんだもん!
- 松本初日。私は一瞬どこにきよしくんがいるのか、ほんっっとーにわかりませんでした。一つ席を置いて隣に座っていたどらちゃんが、思いっきり吹き出してるので、え?もういるの?どこどこ??!!って舞台を眺め渡し………えええええ〜〜〜〜〜!!!!驚天動地でした、いや冗談じゃなく(大汗)。
- もう、その後は、何が起きようがどうしようが、目が釘付け。素っ頓狂なイヤミ入った声で「北村さんは承知してくださいましたよ」とか、「やるんですか、やらないんですか」「イヤイヤやられたら、こっちも困るんですよね〜」とか、なんかもう彼が口を開くだけでおかしい(笑)ひたすら幸せ!
- テーブルに足を乗っけてグイングインと前屈したり後ろに仰け反ったり、クルクル竜巻みたいに回転したり。そんで、ああ、もう、とうとう歌いだしますヨこの元気坊主(涙)。
- 足をそろえて爪先を180度に開き、なんだかドレスでも着てるかのように深々とほんとに深々と、膝におでこごっつんくらいに深々と頭を下げ、顔を上げたかと思うと「それでは聞いてください!」(もろ演歌歌手!)で、いきなり歌いだしちゃいます!コブシ回ってます☆握りこぶしもブンブン振っちゃいます。
- 途中でタップ。くっく履き替えるきよし(かわいい)「ちょっとちょっと…」(かわいい)「ここぼくのタップソロなんですよねえ」(かわいい)。もう全部おかしい。そんでかわいいかわいいかわ……。
- で、気づく訳です、舞台奥のスクリーンを…。きのこがくるくる回ってます。満面の笑顔!というか、ダンシング晴生がもっとあちらの世界にいっちゃったかのような邪気の無いすっからかんの笑顔(笑)。ああ、でもだめ、見られないスクリーン、だって舞台の上ではそのきのこがタップ踏んでるんだよ!どうもタップの足下がスクリーンに映し出されてるらしいのですが一度も確認できていません。絶対無理です。ジレンマとはこの為にある言葉かと思った。PV、絶対にDVDに入れてもらわないと、悔いを千載に残します…。
- で、訳のわからんうちに記憶が飛んで、この後どういう段取りで次のシーンに移るのか、まーーったく記憶がありません(苦笑)。青山で、出直してきます…。
第一幕第七場「城内の一室」
- くよくよ逡巡するランダムスターと、ハッパをかけるランダムスター夫人。ランディは甘えて夫人の歓心を買おうとするんだけど一蹴されます。ランディ、弱い…。
- 王とジュニアの登場!きよしくん、ちゃんとお着替えしてます(笑)。かっちょいいジュニアスタイルです。髪もフワフワ金の後れ毛付き☆すてき、なんだけど…(笑)。きよしのホッペの桃色が落ち切ってません♪ほのかにピンク。妙にかわいい。いや、結局なんでもかわいい(苦笑)。
- 策謀を巡らせてた気配をごまかすように、夫人はジュニアのホッペをぐりぐりして「まあ大きくなられて!」などとお愛想☆宴席に夫人もいたはずなんだけどな(笑)。びびるジュニア♪「もう子どもじゃありません!」なんて気張ってみせるけど、そういう台詞は子どもが言うものと、たいてい相場が決まってるからね(笑)。寝室に案内するとジュニアをけしかける夫人。「何なら添い寝でも」。逃げるジュニア、追う夫人♪
- でもでも、ジュニアを寝かせつける場面が見たいです♪(無理)
- 2人残った王とランディ。ここで、2人の間に緊迫した会話が交わされます。原作には無い場面。何の為に戦うのだと問われ、答えられないランディ。この会話が伏線となって、舞台のクライマックス、最後の場面に再び登場します。
- ここは舞台オリジナルの大事な場面なんだけれど、ランディが武器として手にしてるのは「招き猫」(笑)。ジュニアを寝かせつけて戻ってきた夫人が手にしているのは、ゴルフの棒(ごめん、あれ、なんて言うのか知らない:笑)。
- 夫人の手にはジュニアの短剣。パジャマに着替えている間に抜き取ってきたのだとか。ジュニアのパジャマは、やっぱり○○○○○柄なんでしょうか?
- 原作は、ここで第一幕が終了です。でも、メタマクはこのまま原作第二幕に突入します。
第二幕第二場「前場に同じ」
- レスポール王を手にかけたランディがフラフラと戻ってくる。ランディの手は血で真っ赤。待ち構えた夫人が首尾を聞く。幻聴におびえるランディ。意気地なしと言って、王の寝室にとどめを刺しに行く夫人。この辺り、台詞の構成も含め、かなり原作に忠実ですね。
- でも、違うのは次の場面。絶命に至らなかった王がフラフラと中庭に出てきます。とどめを刺す2人。この王の血だらけの姿を観客に見せるのは、後々の亡霊の姿をより印象的に生かす事になってる。
第二幕第三場「前場に同じ」
- 門番の独白場面。こういう風な門番やら召使いやらの長台詞って、シェイクスピア劇にはお決まりの要素ですよね。道化的役割の登場人物が言葉遊びたっぷりの台詞を駆使して狂言回しとなるっていうのは、京劇とかでもよく見られる手法。翻訳が難しい部分でもあるでしょうね。
- 門をノックするのはグレコ。身重の夫人をつれてランダムスターの城にやってきます。原作はもちろん妻はここでは登場しないけどね。
- 王の死がグレコによって発見され、城内の臣下がすべて集められます。ジュニア。フラフラと歩み出て、自分の腰に刺さっているはずの短剣が抜き取られている事に気づきます。陰謀が存在することを悟るのね。ちょっとはお利口なのね(笑)。でも、その刀の柄には○○○○○の刻印…かわいい…泣くよ。
- 王の葬儀。冠くんが「王を弔う唄」を歌い上げます。これはかなりかっこいい!冠くん、すごーい。そんで、松さん、ウエスト細ーい!!(なぜかこの場面すごくそれが印象に…)。で、王に最初に献花したグレコ、そのままその場を立ち去ります。ジュニアの追跡なんだ…。
- 上手の通路上で、グレコと追っ手がジュニアに追いついて取り押さえてます。ジュニア「信じてくれ!」って懇願。グレコ、目を見ればわかるといって、だまってジュニアを逃がしてやります。ちゃんとジュニアの鞄も持ってきてあげてたのね、ありがとグレコ(涙)。でも、鞄って考えて見たらおかしいな…うん、とってもおかしいな(笑)。ジュニアのパジャマも入ってるのかな♪
- おお、やっとこさ、舞台の第一幕が終了です。な、ながい…。
メタマク第二幕:原作第三幕第一場「フォレス 宮殿の一室」
- 魔女三人と出っ歯の登場。この出っ歯が、「明日のジョー」つながりなのね!ももさん☆私全然思いつかなかったよ、ありがとねー(笑)。でも、このシーン、結構長い(笑)。
- その後、ランダムスターとエクスプローラーの登場。口数が少なくなったエクスプローラー、笑顔の少なくなったランダムスター…。第一幕(第三場「荒野」)との鮮明な対比ですね…。エクスプローラーは、中免を取ったばかりの息子と遠乗りに行くんだって。この辺りも原作に忠実だなあ。もちろん原作は馬だけど。別に中免はいらないけど(笑)。
- エクスプローラーの「あの娘のブーツは豚の耳の匂い」!やっほー。ほんま、私じゅんさんが出てる場面、全部好きやわ〜(笑)。この舞台で、唯一さわやか(?)な場面です♪風がそよいでるよ、昼間だよ!
第三幕第二場「同じくフォレスの宮殿、別の一室」
- 松さんの歌「夫人のため息」。地下室にこもるランディ。妄想に取り付かれるランディ。
- あまり憶えてないです(汗)。宿題多いなあ…。
第三幕第三場「同じくフォレス、宮殿へ続く道のある狩猟園」
第三幕第四場「宮殿の大広間」
第三幕第五場「荒野」〜第三幕第六場「レノックスと貴族登場」
- 魔女とヘカテの場面だけれど、これは舞台ではどうなってたかな。これも宿題。ヘカテは出っ歯。それはわかるんだけど。
- 引き続き、原作はマクダフが王子のもとへ行く決意を固めたとうわさ話をするレノックスたちの会話に移る。ここも、該当箇所はなかったような気がする。レノックスの台詞の一部は、伝令吉田がその役割を担ってるんだけど、それがハッキリするのはもう少し後の場面だし。このあたり、全部ひっくるめて宿題にします、はい。
第四幕第一場「暗い洞窟」
- 原作だと、魔女たちがひきがえるとかを鍋に放り込むシーン。確かに、メタマクでもそういった怪しげないろいろを放り込んでる場面あった。で、林さんが「マロニー」を大量に投入するんだよね…(笑)。でも、それ、ここだっけな?もう少し前だったような気がする。
- ただ、この辺りで、1980年代、すっかり落ちぶれてアル中状態のマクベス内野が、もと追っかけの少女たち(つまり魔女)とやりとりする、その場面があったよね。薬中のローズがチキンをかじりながらまろび出てくる。松さん、うまいよ。ほんとうまい。動きがばっちり決まる。これはウッチーの比じゃないかも(笑)。身体表現の決まり具合、未來さんに通ずる切れの良さがあるな…。かっこいい。そして、悲しい…。
- バンクォー橋本の亡霊がでてくる。原作では8人だけど、どうだっけ?それぐらいいたかもしれません。それぞれが頭に王冠を戴いてる。お前の子孫なのか!と叫び声をあげるランダムスター…。このあたりから、ランダムスターもマクベス内野も、彼我の区別が全くつかなくなる。時代も錯綜を始める…。
- 曰く、ぶくぶくにふとって云々(笑)。そんなこと関係ない!と力強く返すグレコ。
- 曰く、毎日セックスのことばかり考えてる云々(苦笑)。嘆かわしい…(涙)。でもそこまで行くと逆に会ってみたいというグレコ。
- それで開く門(笑)。なんでや。しかし!きゃーーー!!ジュニア!なんてお姿に☆「○○○○て言うな〜!」と、パール王の後ろに隠れてじたばたするジュニアが、むちゃかわいい(笑)。ほんま、やっと出てきてくださいました。二幕に入ってここまで、はあ、長かったよ〜〜〜(苦笑)。
第四幕第二場「ファイフ、マクダフ夫人、その息子」
- グレコ夫人と息子が「未亡人哀歌」を歌ってます。これはCDに入ってなかったなあ。
- 伝令吉田が、王の暗殺の手が迫る事を告げにきます。早く逃げろ!と。最後まで名前を間違えられる吉田がかわいそう(涙)。彼が殺された、その同じ手によって夫人と息子が殺される…。
第四幕第三場「イングランド。国王の宮殿の一室」
- 第四幕第一場に吸収されてます。つまり、マルカム王子がマクダフに自分の変心をでっち上げて彼を試そうとする場面。
第五幕第一場「ダンシネイン、城内の一室」
- 夢遊病に冒されたランダムスター夫人の診察に医者がやってきます。門番がつれてくるのよね。門番、良い人なんだ。
- 手のシミを気にして、神経質に手を洗う動作を繰り返す夫人。かなしい。むちゃくちゃかなしい。
- ランダムスターが夫人の所にやってきます。嘆き悲しみ、「ごめんねえ…」と言う夫人(涙)。もうこのころからわたしゃ涙が止まりません。なんて悲しい、なんて哀れ…。原作以上の悲劇です。ほんと、そう思う。すごいよ。クドカンさん。
- 自身もボロボロなんだけれど、夫人を懸命にいたわるランダムスター(涙)。キャラメルを口に入れてあげます(泣)。「あまーい…」と、とーーってもかわいい鈴のような声でつぶやく夫人…。あああ、なんてこった…(号泣)。
第五幕第二場「ダンシネインの近く」
- ジュニアのもとに集結した臣下たちが決起してランダムスターの城に攻め込む、その行軍の場面。そうです、ジュニアのソロシーンです「開けない夜はso long」です☆ぞくぞくする!
- 舞台の上で、歌いながら踊っちゃいます。片足を力強く踏みならし、センターで軽やかにステップ踏んで踊るジュニア☆きゃー♪ダンスをもっと見たいけれど、ちょっと控えめかな…。歌メインです。でもかっこいいよ。
- 兵士たちは、舞台を花道から客席におります。その行軍の間中、ずっと未來さん、いやジュニアがソロで歌ってます☆客席にあの鋭い目を飛ばし、拳を振り上げ。こんなかっこいい未來さん、いままで無かったかも♪ってくらいのかっこよさです(ドキドキ)。
- あ、ジュニアは、○○○○に○○○○を巻いてます。かっこいいんだけど不思議(笑)。でも歌はほんとに素敵。声がぐーーん☆って伸びてるの!客席通路を練り歩きます。そのまま最後部奥の出口に消えて行くんだけれど、兵士の行軍を見送り、最後の1人が退場するまで、王子は客席最後部に立ち止まり、シャウトします!これがまたカッコいいったらなくって。体を前にかがめたり後ろにのけぞったり。松本では出口近くにあった手すりに体を預けて、ガンガン歌っておられました。スポットライトが欲しかった…。ともかくこの場面、通路よりの方々、要注意です!
第五幕第三場「ダンシネイン、城内の一室」
- 出っ歯の登場。マクベス内野がゲリラライブをするという呼び込みをしてます。もとおっかけがそれを茶化す…。
- 舞台上にマクベス内野、いや、ランダムスター登場。ギターを抱え、深くうなだれ、歌います。そこに医者が登場。原作ではそれがこの場面なんだけど…、とすると、その前に夫人が死んでないといけないんだよな…。この前に、ジュニアはもう○○○○風のカツラをかぶってお城に攻め込んでるのかしら?わからん…。これも宿題(苦笑)。
- でも、このジュニア登場場面は、またまた大爆笑です。よりによってあなたそんなカツラ(笑)。後継者たる若い2人は戦場に入れないようにというのが臣下たちの配慮だったんだけど、我慢できずに入ってきちゃうのね。颯爽と奈落部分から這い上がってきたかと思うと、いきなり「○○○て言うな〜!」ってじたばたしてマーシャルに叫ぶのもかわいい。2人のジュニア、情けなコンビ。とってもかわいい。頑張れ!
- で、夫人とばったり鉢合わせをして、思いっきりびっくりして、でも、夫人はにっこりと美しく笑って、そして、バルコニーから身を投げちゃうんだよね…(涙)。
- ともかくこの辺りは記憶がむちゃくちゃで前後関係もわかりません。全部ひっくるめて青山でおさらいします。
- グレコはかっこいい☆王子は痛ましい☆
- ラストシーン。これは驚いた。原作をガラッと変えちゃってます。グレコがランダムスターを殺すのは同じだけど、その後ね…。これはなかなかすごいです。セットも何もかも。で、ジュニア的にもすごい…。この場面、松本初日ではジュニアを照らすライトがずっと落ちなくって、展開がわかりづらかったですね。二日目を見てやっと、ああそうだったのか…と納得。つらいよう(涙)。
残りはカテコなんですが、これはもう、5日6日の日記にちょこっと書いた以上でてこないので、ともかくここで終わります。原作との対照という点でも中途半端なので、その方面からの補充も、青山で確認しつつ。きっと舞台の構成が変わってきそうだもんね。
いのうえさんは、楽日までどんどん演出に手を入れ続けていく方らしいですね。進化するメタルマクベス、目が離せないというかこのまま行ったら、俺たちは眠れない(苦笑)。
*1:岡崎さんのブログより