リトルショップオブホラーズ@大阪千秋楽

 大阪ビジネスパークを寒風か吹き荒れてました。ゴーーーって。すごかった。
 そんな中、行って来ました。席は1階G列下手。

 なんといっても、音楽監督前嶋康明さんを筆頭に、音楽スタッフにBatBoyと同じ方がかなりいらっしゃることもあり、楽曲の演出、前奏の入り方、楽器の使い方、例えば舞台展開に鳴り響くキーボードの音色とか、かなり相当とってもホントに、BBを思い出させるんです。あ、この音楽☆わあ…エドガーだ……、と、とっても不思議な胸騒ぎが何度も襲いました(苦笑)。ほら、お勉強エドガー&ママの登場シーンとか。タリラリラッタリラリラリラ♪って…あ、これ町議会への展開場面だっけな、それとも白いスーツのエドガー登場場面だっけ…うう、記憶が…。それとか、パーカー先生がエドガーに聖書の一節を読むように迫る場面(ジャーン、ドドドドドッ…もっとわからんね汗)。そんなあれやこれやがフラッシュバックのように点滅する。ああ、音楽の力ってすごいですね。
 もうBBまで一ヶ月も無いんやわ…。どうしよう、ゾクゾクする。健さんもそうだけれど、前嶋さんが高知から帰って来られたら、一気にBBは走り出すんでしょうね。
 早く会いたい。でも、会ったらすぐにいなくなってしまうことがわかってるから、ずっと楽しみにしていたくもあるし。でもむちゃくちゃ会いたいし。あー、どっちなんや、ほんまに(苦笑)。
 と、リトショ見ながらBBをひたすら思い出した極寒のシアターBrava!でした。だって、会場も同じだもんね。エントランス前の掲示板で、見返りエドガーがこっちを見てました…。


 では、千秋楽の感想を以下に…。
 前回は、ストーリーを追って、え?ウソ?!って感じで終わって、あっけにとられて後からいろいろ物語をたどって納得して、ようやくふむふむだったんですが(笑)、今回はもう、単純に初っ端から大爆笑でした!周りに座った人たちも、リピーターさん初見さんいろいろでしたけれど、かなりノリの良い人達で、私がギャハギャハ笑っててもそんなに違和感はなく(と思う)、よろしゅうございました。右隣の人は、幕間は笑福亭一門の話題で盛り上がっておられました。大阪の舞台らしい(笑)。

 千秋楽、皆さんの歌が冴えまくってます。かなり気合いが入ってるのがガンガン伝わってきます。大阪初日のソワレとはいろいろ違うところが。以下、思いつくまま箇条書きで。ネタバレあります。

  • シーモア登場シーン。植木鉢の箱をつんのめってぶちまけちゃいます。植木鉢が階段を転がり落ちて取りに行くのですが、戻ってくる時に、ガラガラガラと引き戸を開ける動作☆ ほほー、そこには引き戸があるのね、ドアじゃないのね(笑)。戻ってから、ちゃんと引き戸を閉める芸の細かさでした。ガラガラガラ。*1
  • オードリー2の効果が早速現れたことに、ムシュニクさんがいろいろシーモアに言いつけます。「私はあなたの僕です!」。そこでシーモア、妙竹林な大阪弁喋ってました(笑)。「〜〜やってませんで」とかなんとか。「何だと?!」と咎められ、「いや、ムシュニクさん、日本に大阪ってところがあるそうなんですけど、そこでは何でも語尾に[で]をつけるとか…」ですって(笑)。そやから、何でも「で」つけてもあかんのよ、ちょっとわかりづらい大阪弁やった(笑)。ので、残念なことに掴みでの客席の反応が今ひとつでした。解説に入って「ああそうか」って。いや、私は笑わせていただきましたよ☆
  • オリン、炸裂してました。笑気ガスでラリッてる場面の狂気のさま、すごかった。客席、大爆笑。
  • 二幕が始まる前、私の席からスタンバイされる小堺さんと結樺健さんが見えました。健さんに小さく手を振ってみたんだけど、わかんないよね(笑)。
  • それにしても理不尽な話だ。理不尽すぎて笑っちゃう。和田アキ子さんの「ちょーだいっ!」耳にこびりついて離れない(笑)。
  • 一気にカーテンコールに飛んじゃいます。メガネを取ると、やっぱり美しいですね、山本耕史さん。歌もすごいし、かっこいいし、足長いし、言うこと無いなあ。
  • 二回目のカーテンコール。スタオベです。山本さん走り出て来てバク転!うっひゃー、びっくり!そんなことできるんや〜(笑)。どうぞお怪我のないように…。あれ、三回目だったかな?
  • かぶりつきのお客さんも誰も彼も、ほとんどの人が山本さんに釘付けになってる中、私はひたすら健さんばっかり見てました☆。初日とは打って変わって、にこやかに客席を見渡し、手とか振っておられました(笑)。初日は何だか堅い表情だったけれど…。二回目カーテンコールで皆さんが掃けて行かれる時、健さんの手の根っこ、MAKOTOさんにセットの鉄柱に括りつけられてしまいました。動けなくなってもがいてる健さんに、「健さーん!」って声をかけたかったよ。下手が現場なら(…で、誰かお連れがいれば:弱虫)間違いなく声かけてたなあ。ちょっと遠すぎました。でもジタバタしてる姿、かわいらしかったです。QOMOさんにほどいてもらって、無事に解放。

 ともかくこのミュージカルは歌い手さん達の歌声がすごかった。大迫力のGirlsは言うに及ばず、山本さんの歌唱力とMAKOTOさんのシャウトっぷりも、本当に聞いているだけで大満足でした。でもね、やっぱりね、健さんのソロが無いのが…。一度、浮浪者コスの健さんが一人でセットの階段を三階まで登る場面が有るんだけれど、初日はそこで手に汗握って「唱って!」て祈る気分だった。でも最後まで健さんの歌声が朗々と響くことはなく…。もったいない使い方だなあ…(苦笑)。

*1:それは階段を落ちて行ったバージョンの小芝居だと教わりました。大阪初日は植木鉢の落下は室内に留まってたのね、きっと。