BAILA 2005-12
305ページにおられます。「今月の3人 Just People」。
モノクロ写真ですが、いやあ、メローな写真処理のせいもあって、ほんっとに素敵な、どことなくメルヘンな、独特の存在感ある写真です。大好き…。一目見て、思わず、「わあ!」って、声が出ちゃいました(笑)。
なんというのでしょうか、ちょっと現世感がない、年齢とか性別とか時間とか、ふわりと浮き出して、えっと、うまいことばがみつからない…、可憐、だろうかしら…。ともかくおとぎ話みたいで、物語そのものになってるというか…(うう、もどかしい…)。
親指の穴あきパーカーの、柔らかなクシュクシュ感、ダメージドパンツの肌にそった感じと、それに連続したなんだか袋みたいに足を覆う靴下(かしら?)。手指や足指がふんわりと布で覆われた感じが、浮世離れした、お人形みたいな不思議さを加えてるし、少し見上げるような目線で、でも笑みを含んだ口元も、いやあ、かわいい…です。
インタビューは、一転して、現実感あふれる未來さんの語り満載で、とっても楽しい。トラボルタ、とか、Uくんとか、テープレコーダー平行置き、とか(笑)。
カラーでも見たかったけど、きっとこれ、モノクロだからこそ切り取ることのできた、彼の存在感なんでしょうね。彼我を超越した空気。
うん、こんなギャップが、たまんないんです。