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とりあえず、昨日今日と夢中になってる映画の話から始めることに。
- 『艶光四射歌舞團』(http://www.dragqueen.idv.tw/splendidfloat/)
今年の金馬賞*1数賞にノミネートされている『艶光四射歌舞團』、大注目です!!特に新人賞は、是非是非取って欲しいなあって。
簡単に言っちゃうと、男同士の愛を描く同志もの、です。でもこれまで*2とちょっと雰囲気が違うのは、映像の世界がどっぷりと現代台湾の様々な襞にぴったりと沿ってる肌触り。これぞ台湾!と思わずニヤリとしそうです*3
主人公は、昼間は寺院の道士、夜は踊り子、という役どころ。演じる陳イク明*4さんは宜蘭出身、台北芸術大学で演劇を学ぶ現役大学生でもあります*5。そのキュートな美貌たるや、いやあ一言では言えません!長い髪と肌理細かなはだ、エキゾチックに濡れる瞳…。それ以外にも、彼と愛し合う男の子は抜群に爽やかだし、他の踊り子仲間(もちろんみな男性)もみんなチャーミング。台湾のあの原色の世界にむせ返りそうになりながら、どっぷりはまっちゃうこと間違いなし!
…なーんて偉そうに言ってますが、実は私はまだ写真集しか見てないのです(苦笑)。出演は全員新人俳優、前評判もそれほど高くなく単館上映だったので、気が付いたら終わってました(汗)。でも、金馬賞にノミネートされたので、月末と来月初めに上映されます。台北は12月1日のワーナービレッジだけなので、見逃さないようにしないと!
劉徳華(アンディ・ラウ)が主演男優賞で金馬賞ノミネートされてます。まあすごくおもしろいし、確実に何か賞は取るんだろうな。確かにIIIでの狂気をはらんだアンディは、これまでとちょっと違う弱さを見せてなかなかのものだったけど。でもねえ『無間道』は私はIとIIが良かった。だって、Iはなんと言ってもトニー・レオン(梁朝偉)がいいし、IIは、ショーン君やエディソン君*6がかわいいんだもん!(結局こういう…)。81年生まれと80年生まれ。香港もこの世代いいですね(ていうか、やっと来たか若い世代って感じ)。普通に見てるとショーン君の内省的な演技がいいんだけど、IIのラストのエディソン君はたまんなかった。泥酔のメリーを取り調べる場面、可愛い酔っ払い振りにぐんぐん心引かれていく新米警官の、刻々と表情を変えるキラキラの笑顔にやられました。*7
トニーは『2046』でノミネートですね。トニーは見たいが、若干一名苦手俳優が出てるもんで見に行けません。『阿飛正伝』(邦題:欲望の翼)の、いろんな意味で続編っていうから見たいんだけれど…。どうして彼を使ったかなあ、もっといい役者いるだろうに…ぶつぶつ…。
- 『在世界的中心呼喊愛情』(http://artstudio.com.tw/project/sesang2004/)
つまり『世界の中心で、愛をさけぶ』です。今週金曜日(12日)から台湾公開です!
わざわざ台北で見なくても、というところなんでしょうが。いいんです。だって未來君が出るんだもん(キッパリ)。この件に関しては、突っ込まれようとどうしようと、もう理性以外の所で立ち向かっちゃいますから強いもんです。
いえ、夏に一時帰国したとき、いろんな意味で駆け込むように見ては来たのですけど、もう、ね、手に汗握って(なんでだ)泣くどころじゃなかったです。心臓に悪かった…。今回は、台湾の可愛い少年少女たちの観察をしつつ、ひとつ泣いてこようかな☆。こちらの映画情報サイトに予告編があるんですけど*8、みらいが「あき!」なんていい声で呼んじゃって、「ロミオ参上!」なんて言っちゃって、走っちゃって、転んじゃって、泣いちゃって…、もうみぞおちが痛いです。
えっと、みらいのこと書き出すと大変なことになるので、徐々に小出しにということにさせてください(え?)。
ともかく、日記一日目はこんなところで。ではでは。