『LOOK at STAR!』2007-7

 池田成志さんと小松和重さんとの鼎談。
 とぼけたじゅんさんの顔が良いなあ。そっと木の幹に顔を寄せて愁いを帯びた風情でいちびっておられるのがたまりません(笑)。えらく厚着なんですが、いつ頃の取材?
 成志さんは、相変わらずバッタもん臭プンプンだしなあ(笑)*1
「おっさんがやるネタもの」か♪ 大阪公演☆楽しみ楽しみ。


 そういうと、何気に、橋本さとしさんのジャン・バルジャン気になります。『ひばり』のさとしさん、良かったもんな!歌ってないけど。
 できれば、さとしさんと岡幸二郎さんの組合せで見たいけど、日程が…。き、きびしすぎる…。

*1:失礼だな(笑)。でも忍法帖見たら誰だってそう思う…イヤ大好きなんすよ!

『LOOK at STAR!』&『Top Stage』

 双子のような雑誌ですね、いつもながら♪
 簡単にメモ。

『LOOK at STAR!』2007-7

 p.26-27 PICK UP STAGE-02

  • 舞台冒頭まもなくの、花婿の母と黒い男の語りの傍ら進行する、レオナルドと花嫁との絵画のようなシーン。陰翳が、フェルメールのようでとてもきれい。
  • 小麦の仲買人あたりのところでしょうか。キャプションに「凶暴なまでの愛情」と…。「凶暴」って…(苦笑)。
  • 婚礼の席で挨拶するレオナルド夫婦。踵を返して先に立ち去ろうとするレオナルドを捉えた写真。苦渋の白い顔が、やはり綺麗…。
  • 歌う根岸さん、すてきだなあ。

『Top Stage』2007-7

 p.62-65「乾貴美子の観劇記」vol.46
 舞台写真がとってもいい!

  • カテコのソニンちゃんと2人のダンスもチャーミングだし、フラメンコでの「えい!」ってところのポーズはもうもう完璧な黄金律だし!
  • でも、なによりページをもう一つめくった、乾さんのインタビュー写真の数々、いいねいいね☆とってもいいね!
  • 新納さんと2人顔を見合わせて歓談。なんというか、「人なつっこい」としか言いようのない屈託のない笑顔! この人の笑顔が、掛け値無しだってこと、これ見たら文句なしに納得させられてしまいます。
  • 少しおすましの写真二枚も、これ、恐らく公演前の時間を使ってのインタビューだったんだと思いますが*1、気負いのない、静かな凪いだ表情の鮮やかさに、ああそうなんや…と何だか色々つくづく見入ってしまいました(苦笑)。あまりこんな雑誌の写真では、見たことのない表情かも。特に、p.64の上の写真……。舞台の幕がひとたび切って落とされるや、動と熱の力が激流のように溢れ出すあの舞台の直前に、気負いの欠片もないこんな静かな表情をしている、表現者としての居方に、ただただ無言…。
  • 新納さんは、バッチリ黒い華、なのになんだか気さくな笑顔(笑)。格好良すぎて笑っちゃう♪補導されそうになったなんて、可愛らしすぎ!
  • ほんで、「普通の水に変えました」のくだり☆「んなアホな〜」。…と一応お約束で突っ込みはしましたが、ここで『パセオフラメンコ』の記事を思い出してみたりした訳です…。あちらでもそういうと「音一つ無い稽古場」ってあったよね…。振付の斎藤克己氏、ペットボトルのお水を零したら皆の目線が集まって、「乾いた大地に水が…」の一言で皆がはじけるように笑い出す…ってありました。うん。そうだった。…とすると、新納さんの「水」はほんまやったんやろうなあ。すみません突っ込んで(笑)。飴ちゃんも食べられへんかったんやね。

 さて、インタビュー。

  • 新納さんの、乾さんの、未來さん評、二つとも本質をズバリとをついておられるようで、こっちがドキッとしちゃいます(勝手に:苦笑)。そういうと、パンフレットの江波さんの未來さん評もそうだったなあ…。この「血の婚礼」という舞台、森山未來という人の核心をえぐり出す、エッセンスを香り立たせる、そういうギリギリの時間と空間を、彼に突きつけているんだろうなあ、と改めて思いました。
  • 「言葉より身体で伝える方がやりやすい」「自分なりに読み解いて台詞として口にすると……どこまで解釈を投げっぱなしにしていいのか悩みますね」。…私が12日に観たときに受けた印象、確かにこんな風だったかも…。彼の身体からあふれ出る、詩的で圧倒的な「やわらかい光」*2の雄弁さに、彼の口から観客に放たれた「音声」としての言葉がもつ「のりしろ」は、ほんの少し、ほんの少しだけ、追い付いていないような印象を受けたのでした…。でも、その次の週は、そんな身体と言葉のズレ?みたいなもの、ものの見事に全く感じなくって…。目の前の舞台から感じ取ったものが、耳で聞いたことなのか目で見たことなのか、それともそれ以外で感じたことなのか…、ともかくわかんなくなって椅子に金縛り状態だった…。
  • どんどんともの凄い勢いで走っている、一瞬たりとも、同じ彼は存在しない…。ほんまですよね。新納さん、すごいです。

 ああ今週末の大阪。いったいレオナルドは、どうなってるかしら…。
 東京が最後だった方もたくさんあるのにね…。これからもまだ観られるなんて、うん、ほんとに幸せ者やわ、私。

*1:公演後だとレオナルドの服装が違うもんね☆

*2:by NIROさん